▲行政監視委員会での質疑▲ [▲国会質疑▲]
12月5日、行政監視委員会にて、蓮舫行政刷新担当大臣、主濱総務政務官、吉田財務政務官にそれぞれ質問をしました。
質問の様子はこちらからどうぞ→ 12/5 行政監視委員会
今回取り上げた、テーマは以下の通りです。
1.各府省における予算概算要求、財務省による予算査定について
2.検査検定・資格認定に係る利用者の負担軽減に関する調査
について
このうち『1』について、まさに今現在、平成24年度予算編成作業が大詰めになっております。国の予算編成は、各府省の現場が起案→各府省の会計課が取りまとめて財務省に提出→財務省の主計局が査定→12月末に政府案が閣議決定・・・という流れとなります。この過程で、膨大な人数が、膨大な時間をかけることとなります。この予算編成作業について、もっと効率的にできないか、という観点から質問を行いました。
秋田県では、平成16年度予算から「枠配分予算編成方式」を導入しました。従来のように財政課が集中的に一件ずつ予算査定をする方式を改め、部局別に予算を割り当てて、その範囲内で部局が自由に予算を活用するという枠方式に移行しました。これにより、ムダな残業を大幅にカットすることができました。
こうした「枠予算」の概念を、国の予算編成作業でも導入できないかと問いただしたところ、吉田財務企画官から、(1)財政民主主義の観点から、予算を国会で議決する必要があること、(2)査定段階でコストが削減できても、執行段階でコストがかさんでしまうこと、(3)府省・部局の縦割りを超えた予算編成が難しくなること、の3点が課題であるとの答弁がありました。
この3点について、どのような解決方法が可能なのか、もう少し詰めたうえで、継続的に考えていきたいと思います。