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北京視察報告 [秘書便り]

7月8日(日)から10日(火)にかけて、中国の高等教育機関における職業訓練、グローバル人材の育成に関する取り組みを把握するため、北京を訪問しました。

北京大学・学生就職支援センターでは、陳主任から、同大学の学生に対する就職支援についてのお話を、中国教育部(日本の文部科学省にあたる機関)の直属の研究所である中国教育科学研究院では、田副教授をはじめとする複数の研究員から、統計データや国際比較の観点に基づき、中国高等教育機関の職業訓練やグローバル人材育成の傾向についてお話を、それぞれ伺いました。

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最近中国でも、大学等の高等教育機関を卒業しても就職しない学生が増えており、職業能力開発やグローバル人材育成に関する教育・訓練カリキュラムを整備することの重要性を伺いました。中国では、中学から高校、高校から大学へと進学していくそれぞれの過程で、学生のその後の進路(就職先)がある程度定まってしまうこと、そして一度進路が固まってしまうと、なかなかその後のキャリアアップ・キャリアチェンジをしにくいということが印象に残りました。

また、これにあわせて財団法人自治体国際化協会(CLAIR)の北京事務所と、在中国日本大使館を訪問しました。日本大使館では、丹羽宇一郎大使と最近の地方分権・地域主権改革について意見交換をしてきました。丹羽大使は、自民党政権の下での地方分権改革推進委員会 の委員長として第4次にわたる勧告をまとめられ、その勧告が今の地方分権・地域主権改革の方向性を規定しています。当時の判断や最近の状況について話がはずみました。

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最後に・・・

誠意をもって応えてくださった

  北京大学学生就職支援センター
  中国教育部中国教育科学研究院
  財団法人自治体国際化協会

また、視察にあたりご協力くださいました

  外務省アジア太洋州局中国・モンゴル課
  文部科学省高等教育局
  総務省自治行政局
  在中国日本大使館

の関係各位の皆様に、心からの感謝を申し上げます。

【東京秘書】


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