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■海外視察に行きます■ [■ブログ■]


 昨年の3月11日の福島の原子力発電所事故以来、国会では委員会等で、アメリカのスリーマイル島やロシアのチェルノブイリ等の原子力事故を起こした場所への視察をしている。

 これから40年? かかるといわれている福島の原子力事故処理や、今現在稼働している原子力発電所の安全管理も大事な問題だが、私は、原子力発電の今後の一番の課題は、使用済み核燃料の処理だと思っている。

 その勉強のために、明日18日から、フィンランドの首都ヘルシンキから240km先のオンカロという原子力廃棄物の最終処分場と、フランスのノルマンディー地方のラ・アーグ再処理工場に、元気のよい秘書と二人で現地視察に行ってくることにした。

 使用済み核燃料に含まれるプルトニウムの半減期は2万4千年。生物にとって安全なレベルまで濃度が下がるには10万年の歳月がかかるとされている。

 現在の人類(ホモ・サピエンス)のルーツは10万年前といわれているが、私たち人類はせいぜい2~3万年の歴史しかないだろう。マンモスの絶滅が1万年前といわれている。

 果たして、10万年後に人類は存在するのか? 存在したとして、今の言語は通じるのか?そんな気の遠くなるような将来を見据えて、フィンランドは使用済み核燃料を処分しようとしていて、映画化もされており、以前このブログでもご紹介した。

  →2011年7月27日付 『忘れてはいけないもの。』 

 それにしても、冬のフィンランドは夜が長くて寒いことだろうなぁ・・・。



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